眞蔵修平
【小学生向け】九九を効率よく覚える方法。
更新日:2020年3月22日
うちの教室に通ってくれてる小学2年生の女の子。
今回は7の段以上の九九が覚えられないというので、一緒に考えてみることにしました。
私「じゃあ、7、8、9の段なら、9の段が一番覚えやすいから9の段から覚えていこう」
9 × 1 = 9
9 × 2 = 18
9 × 3 = 27
9 × 4 = 36
9 × 5 = 45
9 × 6 = 54
9 × 7 = 63
9 × 8 = 72
9 × 9 = 81
私「こうやって全体的に眺めてみて、何か気づくことない?」
女の子「ん〜(しばらく熟考)あ!答えの一の位が9、8、7、6、5、4……って1つずつ減っていってる!」
私「(わくわくしながら)うんうん、それでそれで?他にも気づくことない?」
女の子「ん〜(しばらく熟考)あ!答えの十の位は1つずつ増えていってる!」
私「うんうん、そうだね。9の段って、一の位も十の位も、数字が順番に並んでるだけなんだよ。」
女の子「(目をキラキラさせて)すごい!」
私「だけど、この覚え方だったら、いきなり『9 × 5は?』って聞かれたときに、すぐに答えられないよね?」
女の子「うん、この表は作れても、毎回作るのは面倒くさい。」
私「じゃあ、どうやったらすぐに答えられるかな?」
女の子「ん〜」
ここで、新たな発見は出てこなくなったようなので、私が解説することにしました。
私「9の段はね、一の位と十の位を足すと、必ず9になるんだ。」
女の子「(確かめてから)ホントだ!」
私「ということはね、一の位か、十の位のどちらかがわかれば、この表を覚えてなくても答えをだせそうじゃない?」
女の子「うんうん」
私「十の位は、かける数のー1だよ。」
女の子「!!」
私「じゃあ、(表を手で隠して)9 × 6は?」
女の子「え〜っと、十の位は6 − 1だから5!一の位は9 − 5だから4!54!」
私「正解!」
