起業コンサルティング
スキル・マーケティング・経営の
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マネタイズしやすいスキルとは?
※Lennon's Loupeのコーチングは、心理学や脳神経科学、教育学をはじめとした科学的根拠を持った学問をベースに行います。スピリチュアルや宗教などは取り扱いません。
藤原和博氏は『必ず食える1%になる方法』という本の中でこう述べています。
20代のうちにある分野で「100人に1人」になったら、30代では別の分野で「100人に1人」になる。そうすると、「100分の1」×「100分の1」=「1万人に1人」の希少性を獲得することができます。 さらに40代でもうひとつの分野で「100人に1人」になると、今度は「100分の1」×「100分の1」×「100分の1」=「100万人に1人」と同じだけの超レアな人になることができるのです。「100万人に1人」というのは、先ほども計算したようにオリンピックのメダリスト級の存在です。同じくらい超レアな人なのに、メダリストになるよりも、3つの分野でそれぞれ「100人に1人」になるほうが、はるかに難易度は低い。
つまり、プロとしてやっていけるレベルのスキルを2つ、ないしは3つ持てば、希少価値のある存在となり、世間からの需要が増えるということですね。
しかし、この本には書かれていませんが、2つ以上のスキルを身につける場合、「マネタイズ」という観点から考えれば、スキルの選択は戦略的にやっていく必要がありそうです。
例えば、「漫画も描けて、音楽もやってます」という人がいたとして、びっくりされることはあっても、それがそのまま漫画×音楽でマネタイズできる機会はあまりありません。
では、どうすればいいでしょうか?
職業タイプを3つにわける
まず、世の中の職業は、大きく分けて3つのタイプに分類できます。経営者タイプ、商人タイプ、職人タイプ。
経営者タイプ:会社を経営する人。
商人タイプ:営業職やマーケター等。
職人タイプ:技術職(つまりエンジニアや漫画家、教師、アーティスト、芸能人、スポーツ選手など。)
少なくともこの3つで言えば、経営者>商人>職人の順番でマネタイズしやすい傾向にあります。経営者が一番収入が多いのは当たり前として、営業職やマーケターはやっぱり数字があるので、企業の中でも職人タイプより評価されやすいし、何より、職人タイプはお金に頓着がない人が多いので、少々評価が低くても、自分の好きなことに没頭できれば文句を言わない人が多いからです。
※医者や弁護士は職人タイプで収入を期待できる職業ですが、ここでは例外とします。
漫画×音楽の組み合わせがイマイチなのは、職人×職人の組み合わせだから。
2つ以上のスキルを身に付けるなら、違うタイプのスキルを身につけたほうが、マネタイズという意味では有利です。漫画×音楽の組み合わせより、漫画×法人営業で、「あなたの会社の理念、漫画で浸透させませんか?」といったほうが、マネタイズにつながりやすいですよね。
以上の理屈から全パターンの組み合わせで、マネタイズしやすい順番に並べると、
経営者×商人×職人 > 経営者×商人 > 経営者×職人 ≧ 商人×職人 > 経営者 > 商人 > 職人
経営者×商人×職人 西野亮廣さんみたいなタイプ。ごく稀にしかいない。
経営者×商人 営業やマーケティングでトップセールスから経営者になった人。
経営者×職人 町の工場の社長、学校の校長、塾の塾長(個人事業主から法人化したタイプ)。
商人×職人 自分のスキルを売り込むタイプの個人事業主。メンタリストDaiGoさんとか。
職人タイプはマネタイズしにくいと言いましたが、逆に言えば一番マネタイズしやすい「経営者×商人×職人」を目指すなら、職人タイプから始めた方が、圧倒的に到達できる可能性は上がります。20代で営業マンとしてトップセールスになった人が、30代から漫画のスキルを磨き始めるというのは、あまり現実的ではないからです。
起業をするにしても戦略が必要です。あなたはどのタイプを目指しますか?