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  • 執筆者の写真眞蔵修平

教室運営で双方向的なコミュニケーションが求められる理由。

20代の頃、ボーカル教室を探していたことがあります。当時、バンドをやってたんですが、音程をとれないのが悩みでした。


教室とはいえ、音痴であると自覚しながら、指導者の前で歌うのは緊張します。緊張しながら歌うので、普段以上に音程が取れず、発声練習もままならないまま、体験レッスンが終わった後、その講師はいいました。


「君をTUBEの前田さんにしてあげよう。」


はて?何でこの人は、まず最初に、私がどんなボーカリストになりたいのか聞かないのか? 当時、私が憧れていたボーカリストは、有名どころだと、ニルバーナ、オアシス、サンボマスター、ウルフルズ等。


素人感覚では、TUBEとの共通点は見当たりませんでした。


とはいえ、その講師のプロフィールには、「某有名ボーカリストをデビューさせた」「某有名コンテストの審査員」等と書いてあり、本人も非常に権威的に話すので、「いや、私はTUBEより他に憧れているボーカリストがいまして……」なんて言えるような空気ではありませんでした。


他にもいくつかボーカル教室の体験を受けてみましたが、どこも共通して「音程をとるには、まず発声が大事」という話から始まり、いわゆる声楽的な格調高い声で歌うように言われます。


ますます私の中で疑問が湧いてきました。


本当にサンボマスターがこんな声楽っぽいボイトレとかやってるんだろうか? 取り敢えず、自分は音程さえとれればよくて、他の表現方法等は、自分で試行錯誤したいんだけと、本当に音程をとるには発声が大事なんだろうか? 相変わらず、どのボーカル教室も、好きなボーカリストを聞いてこないのは何故だろう?


どの講師も一方的に話すので、質問をすれば、反論と捉えられかねないような空気がありました。


「この教室だと、なりたい自分にはなれないなぁ。」


その頃から、双方向的なコミュニケーションをとれる講師を探しましたが、少なくとも当時は見つけることができないまま、私は今も相変わらず音痴です(笑)


では、双方向的なコミュニケーションとはどんなものでしょう?


例えば、ある生徒がショパンの曲を、自分なりに解釈して講師の前で演奏したとします。 昔ながらのピアノ講師だとこのように話すでしょう。


「それはショパンが求めている弾き方じゃないよ。譜面通りに弾きなさい。」


その生徒がどんな解釈をし、どんな想いで弾いたかには耳を傾けず、講師としての批評が優先されます。


一方、双方向的なコミュニケーションであれば、このような対話がなされるはずです。あくまで一例ですが。


「面白い弾き方するね。どういう想いで弾いたの?」 「じゃあ、その想いをもっと強調したら、どんなふうになる?」 「一応、ショパンの想いは、これこれこうだと言われていて、譜面通りに弾くとこんな感じになるんだけど、自分としてはどっちがワクワクする?」 「コンクールに出るなら譜面通りに弾かなきゃだけど、そうでないなら、自分が一番、この曲を愛せる弾き方をするといいよ」


ちゃんと演奏者本人の気持ちを汲み取るかどうか。


ちゃんと生徒も講師も、お互いに感じていることを包み隠さず伝える。だけど、お互いがお互いに傷つかないようにちゃんと言葉選びに配慮する。


そういうコミュニケーションが重要ですし、自分はそういう教室に通いたかったと思います。


そして、これは親子関係をはじめ、全てのコミュニケーションで言えることだと思います。 周囲に配慮せず、言いたいことをズケズケ言う人ばかりが、批判されがちですが、本人に言いたいことを言うことができず、陰でこそこそ悪口を言っている人も、同じように、ちゃんと相手を傷つけることなく言いたいことを言うスキルを身につけていかなければ、人間関係は好転していきません。


相手のことを自分と同じように大切にする。自分のことも相手と同じように大切にする。 その先に、生徒も講師も、お互いに納得感のある教育があるのだと思います。








<著者プロフィール>

眞蔵 修平(まくらしゅうへい)

代表取締役CEO / 教育プロデューサー / 学習環境デザイナー / メンタルコーチ / 平本式認定心理カウンセラー 【プロ】/ 教育漫画家

立命館大学理工学部卒業後、公立中学校に赴任。様々な教育問題に直面し、外側から教育現場を変えることを決意。2015年より、教育系企業と関わりながら、自身の創作活動やコーチングスキルを教育現場と結びつける活動を開始。

多様性を認め、誰も苦しまなくていい環境、誰もがのびのびと生きていける環境を、教育現場を超えて提案していきたい。詳細はコチラ


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