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  • 執筆者の写真眞蔵修平

平本式コーチング養成講座を修了しました

更新日:2023年10月5日

報告が遅くなりましたが、昨年の8月から12月まで、オリンピックの金メダリストや、メジャーリーガーのコーチをされている平本あきおさんのもとで、コーチングを学ばせていただき、4ヶ月間の講座を修了しました。



もともと、2年前から平本さんとは別の方にパーソナルコーチについていただいていたのですが、ちゃんとしたスクールを卒業したのは今回が初めてです。


この2年間の変化は、それ以前の私を知ってる方からすると明白だと思いますが、今日は自分の中の変化について、言語化してみようと思います。


大抵の悩み事は解決できるようになった

以前の私は、落ち込むことがあると、苦痛で苦痛で仕方ありませんでした。「こんなことあってはならない」「こんな感情あってはならない」という思いが強かったのだと思います。


それが、モノであれ、人間関係であれ、自分の人生であれ、一度壊れたものは、修復できたとしても、新品の状態には戻りません。傷だらけのおもちゃに、愛着をなくしてしまった子どものように、私は自分の人生に対して愛着を失っていました。


しかし、世の中には、ヴィンテージとか、アンティークといった価値観もあり、職人が長年使ってきた道具のように、使い込んでいるからこそ湧き上がってくる愛着もあるのだと思います。


コーチングを学ぶにつれ、次第に私は、丁寧に、丁寧に、時間をかけて傷ついた自分の人生を、ケアするようになりました。プロ野球選手が、毎日グローブを手入れするように、汚れを落とし、ワックスを塗り、磨き上げる作業をただただひたすら、毎日繰り返すようになりました。


汚れを落とす作業とは、すなわち、自分の感情を丁寧に吐き出すことであり、ワックスを塗る作業とは、丁寧にセルフコンパッションするということであり、磨き上げる作業とは、その経験を自分の人生に活かすということなのだと思います。


それらを繰り返しているうちに、私は落ち込むことを恐れなくなっていきました。


今の私は、たとえ落ち込んでも、自分が立ち直れることを知っているし、立ち直る方法に関しても熟知してします。マインドスキルを身に付け、ある程度、落ち込んでは立ち直るを繰り返していくうちに、どんどん立ち直るまでの時間が短くなっていきました。


そしてある時、ふと疑問が湧いてきます。「簡単に立ち上がることが、はたして最善なのだろうか」と。


人間の感情なのだから、脳に備わっている機能なのだから、落ち込むことにも、怒ることにも必ず意味はあるはずです。それらの感情を、短時間で処理してしまうことに、どことなく感情そのものを粗末に扱っているような後ろめたさを感じるようになっていきました。ネガティブな感情であっても、ポジティブな感情と同じように、ちゃんと時間をかけて、丁寧に味わうことが重要なのだと思えてきたのです。


はて?ネガティブな感情に時間をかけるなんて、本末転倒なのではないか?切り替えるマインドスキルとして、コーチングを学んだのに、切り替えないのであれば、結局のところ、つらいままなんじゃないか?と思うかもしれません。しかし、切り替えるスキルを持たないまま、落ち込み続けることと、切り替えるスキルを持った上で、敢えて切り替えないことは、大きく意味が異なります。本当につらくなったら、立ち上がってしまえばいいのです。



傾聴共感をはじめとするコミュニケーションスキルが身についた

今にして思えば、以前の自分は他人の人生に興味がなかったのだなぁと思います。多くのクリエイターがそうであるように、作品ばかりに気を取られ、「自分のアイデンティティとは何か?」「それらをいかに反映させるか」といった、自分の内面にフォーカスする問いかけばかりをしていました。


ところが、前述したように、自分の人生を丁寧に扱ううちに、他者の人生も丁寧に扱おうという気持ちになってきました。敬意を払い、その人の背景を想像しながら、コミュニケーションをとるようになっていきました。


先ほど、他人の人生に興味がなかったと述べましたが、それはすなわち、自分の人生にも興味がなかったということなのだと思います。自分の人生に興味が湧くからこそ、他人の人生にも興味が湧き、他人の人生に興味が湧くからこそ、自分の人生に興味が湧くのだと思います。


コーチングやカウンセリングを通して、クライアントさんの様々な価値観や、歩んできた人生を知り、自分が今まで気づかなかったことや、気づこうとしなかったことに、深く反省しては、人生を振り返る2年間でした。



解決策は与えるのではなく、引き出す

以前の私は、人から相談を持ちかけられると、安易にアドバイスしていました。目の前に悩んでいる人がいて、自分はその解決策を知っている。ならば、その解決策を提示することが、自分に求められていることなのだと思っていました。


しかし、アドバイスを始めとするティーチングには限界があります。歩んできた人生が長くなればなるほど、価値観の違いは明確になっていきます。経験も違えば、そこから学んできたことも違うでしょう。他者の人生に敬意を払えば払うほど、安易なアドバイスをすることに、抵抗を感じるようになってきました。


答えはクライアントさん自身の中にあり、そこから引き出す技術を学習していくうちに、いかに自分が他者の人生に敬意を払えていなかったのかを痛感しました。



コンフォートゾーンを抜けることが怖くなくなった

落ち込んだ状態から、立ち上がるスキルを身に付けるということは、いわば、世の中のあらゆる恐怖を克服するということなのだと思います。


仮に何かに失敗しても、容易に立ち直れるから、挑戦することに恐怖を感じなくなっていきます。


この2年間で挑戦した大きなことは、ヒッチハイク、海外一人旅、スカイダイビング、婚活、結婚、会社設立など、以前の自分なら考えられないことでした(クリエイターによくある自宅から一歩も出ないような気質で、結婚願望もありませんでした)。


人見知りも克服できたと思います。以前の私は、自分を傷つけてきた人々や社会を憎んでいましたが、自分自身、誤解を生むコミュニケーションを取っていたように思います。他者に敬意を払い、丁寧に対話することを心がけるようになって、いつの間にか人見知りは過去のものとなっていきました。


まとめ

今までの私の人生の目標は、「クリエイターとしていかに生計を立てていくか」というところに終始していました。それはどこか「人とのコミュニケーションを避けるため」という裏の目標もあったと思います。


もちろん、漫画にしろ、音楽にしろ、その他のクリエイティブ活動は、私の人生の救いであったし、何より人生のステージを何段階にも引き上げてくれたのは事実です。


しかし、いい意味で「もうそこに執着する必要はないな」という境地にいます。クリエイターとしても幸せに生きていけるし、そうじゃない道であっても幸せに生きていける。そういう確信が今の私にはあります。事実、数年後のビジョンを思い描けば、ミュージカル教室を中心とした教育的エコシステムを作ることが、第一に思い浮かびます。


・大人と子どもが対等に対話でき、相互的に学べる場。

・コーチングを始めとするソーシャルスキルを身に付けた卒業生と、ホワイト企業のマッチング。

・卒業後も児童・生徒の生涯幸福にコミットできる関係づくり。

・持続可能な学習環境デザイン。


子どもが大人になりたがる社会を実現するため、今後も邁進していきます。引き続きご教授お願い致します。








<著者プロフィール>

眞蔵 修平(まくらしゅうへい)

代表取締役CEO・元数学教師/ライフデザインコーチ/平本式認定心理カウンセラー 【プロ】

立命館大学理工学部卒業後、公立中学校に赴任。教育現場の劣悪な環境に違和感を感じ、外側から教育現場を変える様々な活動に参画。2017年Lennon’s Loupeを立ちあげる。同時に、様々な教育系企業と関わりながら、自身の創作活動やコーチングスキル、カウンセリングスキルを教育現場と結びつける活動を開始。多様性を認め、誰も苦しまなくていい環境、誰もがのびのびと生きていける環境を、教育現場を超えて提案していきたい。詳細はコチラ


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平本式

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